米国株のディフェンシブセクター・銘柄の特徴とは?
米国株のディフェンシブセクターには、景気後退期や市場変動期に強いとされる企業が含まれ、食料、医療、公共事業など、日常生活に欠かせない製品やサービスを提供しています。
米国株のディフェンシブ・セクターの主な特徴には、以下のようなものがあります。
比較的安定した収益
ディフェンシブ企業は、その製品やサービスが必要不可欠であると考えられているため、景気後退期においても安定した収益や収入源を確保できる傾向があります。
低ボラティリティ
ディフェンシブ銘柄は、市場全体と比較してボラティリティが低い傾向があります。つまり、市場が不安定な時期でも価格変動が少ないということです。
配当利回りが高い
多くのディフェンシブ銘柄は、利益の大部分を配当として支払っており、投資家に安定した収入をもたらします。
低ベータ
ベータ値は、市場の動きに対する銘柄の感度を測るものです。ディフェンシブ銘柄は、市場全体よりもベータ値が低い傾向があり、市場の動きに対する感度が低いことを示しています。
非循環的
ディフェンシブ企業は通常、非循環的な産業で事業を展開しており、その業績は経済全体の健全性と密接に関連していないことを意味する。
例えば、ヘルスケアや公益事業を行う企業は、高級品や自由裁量のサービスを提供する企業よりも景気循環の影響を受けにくいです。
米国株のディフェンシブ銘柄をセクター毎に解説!
米国株のディフェンシブ・セクターとは、景気後退期や市場変動期に回復力を発揮する傾向があるセクターのことです。
これらのセクターは以下の通りです。
一般消費財
このセクターには、食品、飲料、家庭用品、パーソナルケア用品など、必要不可欠な消費財を製造・販売する企業が含まれます。
このセクターの企業の例としては、
- P&G (PG)
- コカコーラ (KO)
- ウォルマート (WMT)
などが挙げられます。
ヘルスケア
このセクターには、医薬品、医療機器、ヘルスケアプロバイダーなど、ヘルスケア製品やサービスを提供する企業が含まれます。
このセクターに属する企業の例としては、
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- ファイザー
- ユナイテッドヘルス・グループ
などが挙げられます。
公益事業
このセクターには、電気、ガス、水などの基本的なサービスを提供する企業が含まれます。
これらの企業は通常、規制された事業を行い、安定したキャッシュフローを確保しています。
このセクターの企業の例としては、
- Duke Energy (DUK)
- Southern Company (SO)
- American Electric Power (AEP)
などが挙げられます。
電気通信事業
このセクターには、無線・有線サービス、インターネットサービス、ケーブル・衛星テレビなど、電気通信サービスを提供する企業が含まれます。
このセクターの企業の例としては、
- AT&T (T)
- Verizon (VZ)
- Comcast (CMCSA)
などがあります。
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